素直に生きる
2005年 11月 02日
今日は朝に起きられず、ふと意識が戻ったときにはすでに午前10時。
・・・あぁ、2限にも間に合わない。
わたしの家からだと、学校までの所要時間が約1時間半です。余裕で間に合いません。
でも、2限の次は4限なのです。
ということで、意外とあっさりあきらめて、しばらくうたた寝をしていました。
なぜ、こんなことになったのか。
それは昨日、彼と深夜まで話していたからだと思います。
昨日の練習の後、ホルン吹きの親友がわたしの様子を心配して話してみて、と声をかけてくれました。なので、わたしは少しくらい遠慮しろよと彼女が思っていたかはともかく、
「こんなことがあって・・・」
と、彼女に話をしていました。すると、わたしと同じパートでチューバという存在感も迫力もその音色の響きも抜群の楽器を吹く同回生の大切な友達が、こんなことをいってくれました。
「いっかいあきらめたんやったら、もういっかい全て信じてみたら」
最初は彼の言うことがよくわからなかったのですが、その言葉を飲み込んだときに、ようやく気づきました。
たとえば信じてみてだめだったとして・・・そのときは、
「まぁいいか、あの時元の関係に戻るのはいっかいあきらめてるんやし」
と思えます。
それに、おまけとしてこの先誰かを信じることを学ぶことができるというのです。
たとえば信じてみてまた元に戻れれば・・・そのときは、
「信じてみてよかった」
と思えるのです。
あの時簡単にあきらめたりしないで、信じてよかったときっと思うと思います。
わたしはチューバ吹きの彼にとても感謝しました。と同時に、普段はあまりわたしのことをかまってくれない彼ですが、実はよく見てたんやなぁと驚いてしまいました。
ともかく、彼の言葉が何よりうれしかったのは事実です。
わたしはホルンちゃんとチューバ君にお礼を言って学校を出ました。
今わたしにできることをやってみようと思いました。
後々後悔する運命なら、今したって同じ。
何も行動を起こさずとも後悔するのなら、何かを起こしてから後悔しようと思いました。
その考え方も、マイナスかプラス・・・微妙なところですけど。
彼はわたしにこういいました。
「今度ばかりは、そらちゃんが本気で言ってるんやなって思った。一緒にいると楽しかったし、でもそうやって言うばかりなら、もう普通の人と同じように接せられるように努力するよ」
ダメージは確かに受けましたが、でもわたしはもう崖の下に落ちているのです。落ちたということは、あとは上るしかないということです。
がんばれわたし。
「それは違うよ」
ともかくだされた言葉に全て理由をつけて反論してみました。
この時点ですでに午前0時を回っています。
彼は次に、こういいました。
「でも、そらちゃんは僕といると迷惑・・・」
んなはずがないだろうが。
しかし、その言葉は飲み込んで
「わたしは、あなたがいないときっと毎日色あせてると思う。だいたい普通の人って誰よ!それこそ会ってもおはようくらいしかいわへんの?わたしは嫌だ、そんなの絶対嫌」
いったいあのマイナス思考のわたしのどこに、こんな思考が存在したのか理解に苦しむところですが、なんだか勢いがつきすぎてプラスを超えてわがままという淵に入ってしまったようです。
でも、思いました。
これがほんとうのわがままなんだな・・・と。
そのあと1時を超えて、さすがにわたしも眠たくなったし彼にしても、もともとそんなに夜更かしが好きなほうではないようなので、おやすみといって眠ってしまいました。
もともとの問題は、わたしが疑い始めたからだというのに、なんだかよくわからない解決の仕方でしたが、こんな風に言い合ったのは初めてのような気がして、あぁまぁいい経験になったかな、と思いました。
彼がこの先わたしのそばからいなくなったとしても、わたしはもう一度は彼を失くしているのだから、たいしたことじゃないような気がします。
そう思えるようになったことだけでも自分としては大きな進歩でした。
それにしても・・・はじめて知りました。
他人を、心から素直に信じることって、それだけでこんなに心が楽になるだなんて。
すこしだけ、ほんとうにすこしだけ強くなれたような気がしました。
これからもこうして、肩の力を抜いて生きていけるなんて・・・。
見上げた空は、今日もよく澄んでいます。
・・・あぁ、2限にも間に合わない。
わたしの家からだと、学校までの所要時間が約1時間半です。余裕で間に合いません。
でも、2限の次は4限なのです。
ということで、意外とあっさりあきらめて、しばらくうたた寝をしていました。
なぜ、こんなことになったのか。
それは昨日、彼と深夜まで話していたからだと思います。
昨日の練習の後、ホルン吹きの親友がわたしの様子を心配して話してみて、と声をかけてくれました。なので、わたしは少しくらい遠慮しろよと彼女が思っていたかはともかく、
「こんなことがあって・・・」
と、彼女に話をしていました。すると、わたしと同じパートでチューバという存在感も迫力もその音色の響きも抜群の楽器を吹く同回生の大切な友達が、こんなことをいってくれました。
「いっかいあきらめたんやったら、もういっかい全て信じてみたら」
最初は彼の言うことがよくわからなかったのですが、その言葉を飲み込んだときに、ようやく気づきました。
たとえば信じてみてだめだったとして・・・そのときは、
「まぁいいか、あの時元の関係に戻るのはいっかいあきらめてるんやし」
と思えます。
それに、おまけとしてこの先誰かを信じることを学ぶことができるというのです。
たとえば信じてみてまた元に戻れれば・・・そのときは、
「信じてみてよかった」
と思えるのです。
あの時簡単にあきらめたりしないで、信じてよかったときっと思うと思います。
わたしはチューバ吹きの彼にとても感謝しました。と同時に、普段はあまりわたしのことをかまってくれない彼ですが、実はよく見てたんやなぁと驚いてしまいました。
ともかく、彼の言葉が何よりうれしかったのは事実です。
わたしはホルンちゃんとチューバ君にお礼を言って学校を出ました。
今わたしにできることをやってみようと思いました。
後々後悔する運命なら、今したって同じ。
何も行動を起こさずとも後悔するのなら、何かを起こしてから後悔しようと思いました。
その考え方も、マイナスかプラス・・・微妙なところですけど。
彼はわたしにこういいました。
「今度ばかりは、そらちゃんが本気で言ってるんやなって思った。一緒にいると楽しかったし、でもそうやって言うばかりなら、もう普通の人と同じように接せられるように努力するよ」
ダメージは確かに受けましたが、でもわたしはもう崖の下に落ちているのです。落ちたということは、あとは上るしかないということです。
がんばれわたし。
「それは違うよ」
ともかくだされた言葉に全て理由をつけて反論してみました。
この時点ですでに午前0時を回っています。
彼は次に、こういいました。
「でも、そらちゃんは僕といると迷惑・・・」
んなはずがないだろうが。
しかし、その言葉は飲み込んで
「わたしは、あなたがいないときっと毎日色あせてると思う。だいたい普通の人って誰よ!それこそ会ってもおはようくらいしかいわへんの?わたしは嫌だ、そんなの絶対嫌」
いったいあのマイナス思考のわたしのどこに、こんな思考が存在したのか理解に苦しむところですが、なんだか勢いがつきすぎてプラスを超えてわがままという淵に入ってしまったようです。
でも、思いました。
これがほんとうのわがままなんだな・・・と。
そのあと1時を超えて、さすがにわたしも眠たくなったし彼にしても、もともとそんなに夜更かしが好きなほうではないようなので、おやすみといって眠ってしまいました。
もともとの問題は、わたしが疑い始めたからだというのに、なんだかよくわからない解決の仕方でしたが、こんな風に言い合ったのは初めてのような気がして、あぁまぁいい経験になったかな、と思いました。
彼がこの先わたしのそばからいなくなったとしても、わたしはもう一度は彼を失くしているのだから、たいしたことじゃないような気がします。
そう思えるようになったことだけでも自分としては大きな進歩でした。
それにしても・・・はじめて知りました。
他人を、心から素直に信じることって、それだけでこんなに心が楽になるだなんて。
すこしだけ、ほんとうにすこしだけ強くなれたような気がしました。
これからもこうして、肩の力を抜いて生きていけるなんて・・・。
見上げた空は、今日もよく澄んでいます。
by symphonic-bone
| 2005-11-02 14:30
| 友達とのこと