不思議な時間
2005年 11月 05日
少し前の話になりますが、練習のあとに一緒の曲を演奏する先輩方と、あと同回生と一緒に学校近くにご飯を食べに行きました。
その日のことは今でも鮮明です。そもそも、この出不精のわたしが彼らといる間はそんなことも忘れて楽しめるのです。いいことです。
何より、幸福なときでもあります。
わたしは幸か不幸か、酒は飲んでも飲まれたことはありません。というか最近になって酔わないということに気づきました。
酔うのは車と、ジェットコースターくらいです。
ほんのりと赤くなる友人、その横でしれっとした顔で飲み続けるわたし。
・・・いやな図。
まぁでも、自分を忘れて泥酔するくらいなら、多少意識があって話した内容を覚えていられるくらいのほうで、恵まれているかもしれません。
眠いなぁと思ったら、魚が出てきました。
秋刀魚だ!
しかも、まるごと1匹です。これがまた、おいしいのなんの。
ベタですが、わたしは魚の中だったら秋刀魚が一番好きです。その次に好きな魚は、おそらくちりめんじゃこ(なんの魚かわからないのですか)です。
血合いのところなんか、妹の分を奪ってまで食べるくらいに好きです。
まぁ、その強行突破に出た場合は、妹に白身を取られてしまっていましたが。
「小骨を取ってる時ってみんな無口になるよね」
と、先輩が言いましたがわたしは
「そうですねぇ」
とかろうじて生返事を返したくらいで、本当に必死になってしまっていました。
集中するにはもってこいの魚ですね。
演奏のことやそのほかにもいろいろ話をしましたが、そのどれもが印象的でした。
わたしを取り巻く世界の中で、先輩たちや同回生の存在は本当に大きいのです。
特に、今週末の演奏会本番では、わたしはブラームスさんというかたが作曲された交響曲を吹くのですが、それに至るまでは本当にいろいろありました。
先輩は
「ブラームスに乗って、どうやった?」
と聞いてくださったのですが、そのときは秋刀魚のせいか
「いや、よかったですよ」
と、そんな返事を返したくらいでしたが、ほんとうは言葉にできないくらいの想いがあったのは事実です。
ここではまだ控えますが、
「泣きたい・・・でも泣くなら練習せんとあかんわ・・・」
というような気分でした。
でも、これだけは言えます。
・・・やってよかった。
京都まで一緒に帰る先輩とバスに乗って、駅に着いたらもう終電しか残っていませんでした。
わたしの利用する奈良線は、なんだかとてつもなく不便な線なのかもしれないと、ようやく気づいたこのごろです。
しかし、草津に帰る先輩も電車がなく、
「おぉ、じゃあアイスでも食おうぜ」
といわれて、不思議な流れで夜中に先輩とアイスクリームを食べました。
先輩とわたしは3ヶ月しか誕生日が違わないのに、なんだかすごく年上に見えました。
と同時に、ここにいてよかったと心から思いました。
わたしは先輩とも別れて、ふんわりした気分で電車に乗りました。
目をつぶって今日のことが夢じゃなかったのだと考えたと同時に、すとんと眠りに落ちました。
そんなことが永遠に続くような気さえしたものでした。
なんだか不思議で面白い、あっという間の何時間かでした。
その日のことは今でも鮮明です。そもそも、この出不精のわたしが彼らといる間はそんなことも忘れて楽しめるのです。いいことです。
何より、幸福なときでもあります。
わたしは幸か不幸か、酒は飲んでも飲まれたことはありません。というか最近になって酔わないということに気づきました。
酔うのは車と、ジェットコースターくらいです。
ほんのりと赤くなる友人、その横でしれっとした顔で飲み続けるわたし。
・・・いやな図。
まぁでも、自分を忘れて泥酔するくらいなら、多少意識があって話した内容を覚えていられるくらいのほうで、恵まれているかもしれません。
眠いなぁと思ったら、魚が出てきました。
秋刀魚だ!
しかも、まるごと1匹です。これがまた、おいしいのなんの。
ベタですが、わたしは魚の中だったら秋刀魚が一番好きです。その次に好きな魚は、おそらくちりめんじゃこ(なんの魚かわからないのですか)です。
血合いのところなんか、妹の分を奪ってまで食べるくらいに好きです。
まぁ、その強行突破に出た場合は、妹に白身を取られてしまっていましたが。
「小骨を取ってる時ってみんな無口になるよね」
と、先輩が言いましたがわたしは
「そうですねぇ」
とかろうじて生返事を返したくらいで、本当に必死になってしまっていました。
集中するにはもってこいの魚ですね。
演奏のことやそのほかにもいろいろ話をしましたが、そのどれもが印象的でした。
わたしを取り巻く世界の中で、先輩たちや同回生の存在は本当に大きいのです。
特に、今週末の演奏会本番では、わたしはブラームスさんというかたが作曲された交響曲を吹くのですが、それに至るまでは本当にいろいろありました。
先輩は
「ブラームスに乗って、どうやった?」
と聞いてくださったのですが、そのときは秋刀魚のせいか
「いや、よかったですよ」
と、そんな返事を返したくらいでしたが、ほんとうは言葉にできないくらいの想いがあったのは事実です。
ここではまだ控えますが、
「泣きたい・・・でも泣くなら練習せんとあかんわ・・・」
というような気分でした。
でも、これだけは言えます。
・・・やってよかった。
京都まで一緒に帰る先輩とバスに乗って、駅に着いたらもう終電しか残っていませんでした。
わたしの利用する奈良線は、なんだかとてつもなく不便な線なのかもしれないと、ようやく気づいたこのごろです。
しかし、草津に帰る先輩も電車がなく、
「おぉ、じゃあアイスでも食おうぜ」
といわれて、不思議な流れで夜中に先輩とアイスクリームを食べました。
先輩とわたしは3ヶ月しか誕生日が違わないのに、なんだかすごく年上に見えました。
と同時に、ここにいてよかったと心から思いました。
わたしは先輩とも別れて、ふんわりした気分で電車に乗りました。
目をつぶって今日のことが夢じゃなかったのだと考えたと同時に、すとんと眠りに落ちました。
そんなことが永遠に続くような気さえしたものでした。
なんだか不思議で面白い、あっという間の何時間かでした。
by symphonic-bone
| 2005-11-05 15:38
| 練習のこと